社長挨拶

企業は人なり

弊社社訓の一つに「企業は人なり」という言葉があります。企業は人によって成り立つ、安全もまた人によって成り立つものであると思います。ゴンドラという言葉を調べますと、飛行船・気球・ロープウェーなどの吊りカゴと記されております。

ゴンドラで有名なのは、イタリヤのベネチアで用いられる黒塗りの平底舟です。また身近なところでは、遊園地・スキー場などでゴンドラと呼ばれるものがあります。その中で弊社はビルの外壁・ガラス清掃、補修を目的とした機械設備(ゴンドラ)の設計・製造・販売・工事・保守を行なっている会社であります。

ビルの高層化にともないゴンドラ設備の必要性が注目を浴び、今日では建設業界におきましても一般的になってまいりましたが、私が入社した当時はスキー場のゴンドラなど違う種類の問い合わせがよくありました。

製品はビルの多様化により同じものがないと言っていいくらい種々な製品があります。標準化をしても、それは全体のほんの一部にすぎません。設計から製造までまさに手造りといっていい製品でそれぞれのビルに合わせてあります。そして、そのゴンドラを動かし安全に作業していただくのが人の力であります。操作そのものは特に難しい事も無く、特別教育を受講すればどなたでも操作することが出来ます。だからこそ、その操作する人によって安全という事が大きく変わってきます。

ビルの多様化によりゴンドラも大きく変わってきました。色々な条件が加えられ一つの動作になるような複雑な製品も増えてきました。それをマスターするために取扱説明書があります。いまゴンドラは、特別教育だけでなく、その取扱説明書を熟読する事が安全に対する重要なポイントになってきました。私は以前よくゴンドラの特別教育を行い、その中で最後に必ず申し上げる事がありました。

「安全は操作される方一人一人によって成り立つものです。簡単な操作だからと言って安易な気持ちを持たないで下さい。これぐらいの事は大丈夫だと思う気持ちが、操作の簡単なゴンドラでも大きな災害を起こす事もあります。守らなければいけない事は必ず守る。してはいけない事は絶対にしない。これを守っていただければ安全に作業は行なえます。そして、必ず取扱説明書を読んでください。」と、ゴンドラの安全は設計・製造・工事・保守そして、操作とすべてが人の手によって成り立っています。

人によってはその機械が良くも悪くもなる。この事をこれからも忘れずに、企業は人によって成り立つ、そして、安全は人によって成り立つの精神で、これからも安全に対し考えていきたいと思っております。

代表取締役社長

日本ゴンドラ株式会社代表取締役社長三宮正則